施餓鬼会(せがきえ)
お釈迦様の弟子の一人である阿難尊者(アナンソンジャ)の前に、 やそおとろえた恐ろし姿の餓鬼が突然あらわれました。
その餓鬼が阿難尊者に 「おまえの命は、後3日、3日後は私と同じ餓鬼の世界に堕ちるのだ!」と告げたのです。
驚いた阿難はお釈迦様に相談したところ、お釈迦様は、阿難に 施餓鬼法を授けました。
その法にしたがって法要を行なうことを、【施餓鬼会】と言い、
本来、私達も阿難尊者と同じように、毎日 施餓鬼をして 日々の罪を洗い流すべきなのです。
現在では年に一度、関東地域などは、大施餓鬼会として行われ、
盆施餓鬼とは、お盆の時期に施餓鬼の法要形式で盂蘭盆の法要を行っているという事です。
毎日、知らずしらずに積み重ねている『罪』を一年に一度、ご先祖さま、お父さん・お母さんに<怒られ・褒られ>供養させて頂き、「また・一年頑張ろう!」と決意をあらたにできますよう、それぞれのお寺の盆施餓鬼にお参りください。